健康の3大要素
健康の3大要素ってご存知ですか?
多くの方がご存じかも知れませんが、でも知っていてもおろそかにしている人がほとんどです。
健康の3大要素
①食事
②睡眠
③運動
その中でも、もっとも大切な食事についてまず説明したいと思います。
食事摂る上で6つの食品群をバランスよく摂ることを推奨しています。(その中で30品目以上摂るのが理想です)
6つの基礎食品群とは?
6つの基礎食品群は、旧厚生省保健医療局が作成したもので、第1群のたんぱく質、第2群のカルシウム、第3群のカロテン、第4群のビタミン類、第5群の炭水化物、第6群の脂肪があります。
第1群 | 骨や筋肉を作る・たんぱく質 | 魚介類・肉類・卵 大豆・大豆製品 |
第2群 | 骨や歯を丈夫にする・カルシウム | 牛乳・乳製品・海草・小魚類 |
第3群 | 皮膚や粘膜を保護・カロテン | 緑黄色野菜(ニンジン・ホウレン草・小松菜など) |
第4群 | 身体の機能を調節する・ビタミンC | 淡色野菜(キャベツ・白菜・キュウリなど)果物 |
第5群 | 糖質・炭水化物などのエネルギー源 | 米・パン・めん・イモ・砂糖など |
第6群 | 脂肪などのエネルギー源 | 油脂類(バター・植物油など) |
これらを意識してバランスよく摂るのが理想なのですが、これらを意識するのは大変とか覚えられなくて忘れそうだという方におすすめの食品を摂る上での覚え方があります。
食品研究家で医学博士の吉村裕之先生が提唱されている「ま・ご・わ・や・さ・し・い」を意識すると栄養のバランスよく食事を摂取できます。
ま・ご・わ・や・さ・し・い
「まごわやさしい」と食品の頭の文字をとっているので意識しやすく、とても覚えやすいです。
ま | 豆類(豆腐・納豆など) | 良質のたんぱく質・ビタミンなど |
ご | 胡麻などの種実類 | カルシウムなどのミネラルが豊富 |
わ | わかめなど海藻類 | ミネラルや食物繊維など |
や | 野菜類(緑黄色野菜・淡色野菜・根菜) | ビタミンCなどのビタミン類・カロテン・食物繊維など |
さ | 魚 | 良質のたんぱく質・脂肪 |
し | シイタケなどのきのこ類 | ビタミンや食物繊維が豊富 |
い | 芋類(じゃが芋・さつま芋など) | 炭水化物やビタミンC・食物繊維が豊富 |
これを1回の食事で摂るのが理想ですが、大変な場合は3食の中で振り分けて摂るだけでも、1日の摂取の栄養バランスが良くなります。
この「まごわやさしい」って実は、和食の典型的な形なんですよね。
たとえばよくある焼き魚の夕食をあげてみたいと思います。
◎ぶりの照り焼き(魚)
◎ほうれん草のお浸しや里芋の煮物・ポテトサラダなど(野菜・ゴマ・芋類)
◎冷奴(豆)
◎味噌汁(豆類・わかめ)
と「まごわやさしい」のおおかたを摂れてしまいます。
日本は世界一長寿の国です、長寿の原因は日本食にあると言われています。
長寿に導いた和食は、世界にほこれる健康食だといって過言でないです。
健康は食事から作られます、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病の原因のほとんどは食生活の乱れからです。
健康になりたければ、まず食生活から改善するのが一番の近道です。