健康の3大要素の中の食事と睡眠は以前に記事をアップしました。
今回は運動の有益性について書いていきます。
運動する人と運動しない人
海外の調査では、1日30分運動をする人は、しない人に比べて5年長生きするという結果が出ています。
60代から70代の男性を対象に12年調査した結果です。
運動というと、ジョギングなどを思い浮かべる方も多いと思いますが、ジョギングについての調査結果も出ています。
デンマークの研究者達によって研究された結果によると、軽い適度なジョギングする人の方が、座りがちの運動しない人や過度なジョギングをする人よりも長生きだとということが、2015年2月10日に米国心臓病学会誌(Journal of the American College of Cardiology:JACC)で報告されました。
この研究はデンマークのコペンハーゲンに住む、ジョギング愛好家1098人と座ったままの時間が過ごすことが多い3950人の健康者を対象に調査研究が行われた結果です。
ジョギングの程度にもよって死亡のリスクの違いがあることが判明しました。
ゆっくりのペースでジョギングする人はしない人に比べて、49%死亡のリスクが低い。
週2・3回の適度なジョギングをする人は、しない人に比べて、68%死亡のリスクが低い。
過度のジョギングをする人と、しない人の死亡のリスクは、変わらない。
この結果から適度にジョギングをする人が一番長生きすることがわかりました。
ジョギングに限らず、軽い運動をするだけでも寿命が長くなることもわかっています。
無理のない範囲で適度に運動することは、健康や長寿のためにも必要なことだと言えます。
健康のためのおすすめの運動は?
ジョギング以外にも、おすすめの運動を紹介したいと思います。
ウォーキング
水泳
筋トレ(ウエイトトレーニング)
サイクリング
ヨガ
太極拳
ラジオ体操
など
これらのほとんどは、有酸素運動です。
有酸素運動は、脂肪が燃焼されるのでダイエット効果があります。
脂肪が燃焼されるため肥満防止・ダイエット効果以外にも、脂質異常症(高脂血症)や高血圧、糖尿病、心血管疾患などの予防にもなります。
他にも、脳の老化防止、脳を若く保つ、目の健康(網膜の劣化を防ぐ)、ストレスの軽減、うつ病の予防、骨の強化、基礎代謝量が上がる、などいいことづくめです。
有酸素運動の中でもウォーキングなどは、エレベータを使っていたところを階段を利用する、近所のスーパーへ買い物に行くのでも歩いて向かう、通勤で一駅だけ歩いてみるなど簡単にいくらでも取り入れることができます。
水泳・筋トレ(ウエイトトレーニング)などは、スポーツクラブなど利用しないと難しい場合が多いですが、ウォーキングは日常に取り入れることが簡単なのでおすすめです。