歯に激痛が走って、歯科クリニックで診てもらっても虫歯じゃない。
そんな経験をしたことがある人は注意が必要です。
その原因に、歯にヒビが入っている、割れかけているかも知れないことがあります。
歯というのは、丈夫で固くちょっとやそっとでは割れるものではありません。
ところが、年齢がいくにしたがって歯はだんだんともろくなっていきます。
40代や50代に入ってきて、歯が割れたなどの人が増えるのもそのせいです。
この割れる原因に多いのが、寝ている間の歯ぎしりや噛みしめです。
寝ている間に気が付ないうちに、歯ぎしりや噛みしめを起こして、歯にヒビが入ってしまうことがあります。
神経に接触するほどの、ひびが入ると歯に激痛が走ることがあります。
虫歯だと思い、歯科で診てもらっても虫歯ではない歯科医師も原因が見当らないと言われたり。
知覚過敏じゃないでしょうか?などと言われて、歯のヒビに気づかない歯科医師もいます。
というのも厄介なのは、歯のヒビというのは発見することが難しいからです。
大きなヒビや割れているなら気づきますが、外見には気づかないヒビが多いのことがほとんどです。
マイクロスコープでも発見できず、気が付いた時には、歯が割れていたといこともあります。
歯が割れると歯の生命としては最悪の状態です。
状態によっては温存できますが、感染症を起こしやすいので抜歯することが多くなります。
では歯のヒビを治すことができるのか?
実は歯のヒビを治すことはできません。
できることと言えば、それ以上ヒビを入らないように歯に負担をかけないようにすることしかできません。
ヒビが完全にわかっているのなら、歯全体をすっぽりとクラウンをかぶせることで、歯を割れないように予防する方法もあります。
ヒビの疑いがあるのなら、あまり固いものを食べないようにすることや、普段の日常で噛みしめないようにすることくらいしかできません。
その中でもマウスピースは、おすすめできる予防法です。
寝ている間の歯ぎしりや噛みしめが原因で歯にヒビが入ることが多いので、マウスピースすることである程度は予防できます。
歯が痛いと言っても虫歯が原因じゃないこともあるので注意が必要です。