高血圧

高血圧の原因や予防・対策

高血圧の原因

高血圧はその原因によって一次性高血圧(本態性高血圧)と二次性高血圧とに大きく分けられます。

一次性高血圧(本態性高血圧)は、塩分の摂り過ぎや肥満など環境の影響が考えられるものの、詳細な原因が不明である高血圧のことをさします。
高血圧のほとんどは、一次性高血圧(本態性高血圧)です。

一次性高血圧(本態性高血圧)は、詳細な原因は不明であると言われていますが、おおよそ以下の原因が考えられます。

○塩分の摂りすぎ
○肥満
○過剰なストレス
○多量の飲酒
○喫煙
○運動不足
○体質・遺伝

二次性高血圧は、腎臓病などの腎疾患、糖尿病や膠原病などの内分泌疾患が血圧上昇の原因であると特定できるものをさします。
全高血圧の2~5%であると言われています。

高血圧の予防や治療、対策など

二次性高血圧は、原因が疾患であるため疾患の治療が優先されます。
疾患を根本から治療できれば、高血圧も完治できます。

一次性高血圧(本態性高血圧)を予防・改善するには、生活習慣の改善・見直しをすることが必要です。

どのような見直しをしたら良いか?

以下のことをするとよいと言われています。

○運動によって血圧を下げる
適度な運動をすることで高血圧を改善する効果があることがわかっています。

ウォーキングやサイクリング、などの有酸素運動がおすすめです。
運動時間は30分程度で、回数は毎日が理想ですが無理であれば週に3~4日程度で、軽く汗ばむ程度の運動量が望ましいです。

○食事を改善する
間食を控え、バランスの良い食事で腹八分目の規則正しい食事をする。

ニンニクやごぼう、貝類、オリーブオイルや酢は高血圧予防に効果的な食材です。

○塩分摂取を抑える(減塩)
塩分の摂取量を1日6g未満にするのが理想です。
スパイスを使ったり、酢やレモンなどの酸味を利用することで減塩料理の物足りなさをカバーできるようになります。
○太り過ぎの人は減量する

○喫煙習慣のある人は禁煙する

○飲酒を適量にする

○十分な睡眠をとる

○薬物療法

生活習慣の改善・見直しを1~3ヵ月を行っても血圧値が140/90mmHg未満を下がらない場合、薬を飲む必要がでてきます。

血圧値が 180/110mmHgを超えるような重度の高血圧の場合は、即座に薬物療法が必要です。